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2025年3月6日
窓口申請のデジタル化に向けた実証実験

兵庫県三木市とアトラス情報サービス株式会社

窓口申請のデジタル化に向けた実証実験を開始

 

アトラス情報サービス株式会社(本社:大阪市中央区北浜、代表取締役社長:八瀬 誠、以下 アトラス情報サービス)は、兵庫県三木市(市長:仲田 一彦、以下三木市)と連携し、アトラス情報サービスが提供するマイナンバーカードを活用した書かない窓口の実証実験を開始します。本実証実験は、紙を中心とした手続きが数多く存在し、書類の作成に係る手間と時間が住民の皆様の大きな負担となっています。この課題を解消するため、マイナンバーカード等を活用した申請書の自動作成について実証実験を行います。

背景
市役所の窓口では手書きでの申請書作成が多く、申請手続きに時間がかかる等の課題があり、効率化のため市役所・住民の双方にとって手軽に始められる申請業務のデジタル化が求められていました。
アトラス情報サービスは、マイナンバーカードの読み取り技術と顔認証技術を組み合わせ、マイナンバーカードを活用し保険資格の確認を行う、医療機関向け顔認証付きカードリーダーを2022年から医療機関等に提供してきました。
今回、その技術・経験を活用した「EXC-9200」※1と三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社が開発したペーパーレス受付システム「らくかけくん」を融合し、面倒なパスワード入力も不要で氏名・住所・生年月日等の情報を自動転記する申請書作成ソリューションを提供し、「住民の利便性の向上」と「業務の効率化」を目指します。

※1: 「EXC-9200」とは
「EXC-9200」は、医療機関や薬局、自治体などの本人確認が必要とされる受付で使用される顔認証付きカードリーダーで、精巧な偽札「スーパーK」を世界で初めて見破ることに成功した高性能ドル紙幣鑑別機を開発した株式会社松村エンジニアリング(本社:東京都台東区、代表取締役:松村喜秀)によって開発されました。使用者がマイナンバーカードを置き、カメラで顔認証を行うことで、より厳格な本人認証を実現します。顔認証には、株式会社R.D.Works(本社:東京都渋谷区、代表取締役:齋藤英樹)が販売代理店を担う生体顔認証AIソフトウェア「Saffe(セイフ)」を採用しています。顔認証となりすまし防止の技術は世界トップレベルの精度を誇り、メガネやマスクを着用したままでも認証が可能です。

実証実験の概要
三木市様では、マイナンバーカードの顔認証を利用し、窓口に来られる市民の方へのサービス向上と、職員の窓口業務の効率化を同時に実現する取り組みとして本ソリューションを導入した「申請書作成支援コーナー(書かない窓口)」の実証実験コーナーを開設。マイナンバーカードを専用装置で読み取るだけで、住民票の写し交付などの各種申請書作成の一部自動化を可能にしています。

操作の手順
顔認証付き本人確認装置「EXC-9200」にカードを置いて簡単な操作をするだけで、様々な申請書を素早く作成できます。
① EXC-9200にマイナンバーカードを置く
② 本人確認の方法を選択(顔認証および暗証番号のいずれかを選択)
③ タッチ操作で各種申請書を選択
④ 住所、氏名、性別、生年月日が記載された申請書を印刷
以上の4工程でマイナンバーカードの氏名・住所などの個人情報があらかじめ印字された申請書を作成することができます。


 

実証実験の期間
期間 2025年2月17日(月)~2025年3月31日(月)までの約2か月間
場所 三木市役所吉川支所 1階